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ディズニーランドに学ぶ!経営セミナーに行ってきました。

鹿屋商工会議所主催の経営セミナーに、スタッフ東、大峰、小牧の3人で参加をしてきました。

鹿屋商工会議所セミナー2017

「ディズニーランドに学ぶ!顧客の心を掴む感動できるサービス」と銘打たれた今回のセミナー。
講師を担当されたのは、有限会社 香取感動マネジメントの代表取締役 香取貴信さん。

株式会社オリエンタルランドにて、シンデレラ城ミステリーツアーや、ジャングルクルーズ、イッツアスモールワールド等のアトラクションを中心に担当され、現在は2004年に設立した有限会社 香取感動マネジメントの代表取締役として活躍されていらっしゃいます。

ビジネスセミナーは全国各地で開催されているかと思いますが、今回お話を聞かせていただくなかで「CS」「従業員のモチベーション(やりがい・仕事を通じた喜び)」といったふたつのポイントが大きなテーマになっていたのではないかと感じました。

CSはCustomer satisfactionの略で、「顧客満足度」のこと。

日本をはじめ先進各国では、いわゆる「モノ」の普及率が高まったことで、ただ販売したりサービスを提供したりするだけでは顧客の満足度を満たすことが出来ない時代になってきました。

そこで注目されるようになってきたのが、CS(顧客満足度)です。

どうすればお客さんに喜んでもらうことが出来るのか?お客さんを感動させ、お客さんの記憶に残り続ける商品やサービスが提供できるか?

お客が求める要求を満たすため、「質」にこだわった商品やサービスを提供していくことに力を注ぐ企業が相次いできました。

また、CSを考えていくことがひいては現場で働くスタッフのモチベーションにもつながるということが、今回のセミナーを受講してとても印象深く残りました。

セミナーでは香取さんがディズニーランドで働くきっかけからお話が始まりました。

今でこそ、「憧れの会社」・「働いてみたい企業」のランキング上位の常連となり、アルバイトとして働くことすら難しいと言われるディズニーランド(株式会社オリエンタルランド)ですが、香取さんが勤務し始めたのはディズニーランドがオープンしてからまだ間もないころ。

当初、お客としてディズニーランドに足を運んでいたころは、スタッフのサービスの仕方に

「いつもニコニコしていて、目が合うと話しかけて来るし・・・ちょっと気持ち悪いな」

と懐疑的な印象を持っていたそうです。

しかし、いざ働きだして先輩スタッフの方に出会い、話を聞いていくことで香取さん自身の考え方にも大きな変化が生まれてくることになります。

そこで学んだことは、大きく3つの柱からなっています。

鹿屋商工会議所セミナー資料

ひとつ目は、「誰にでもできる当たり前のことを徹底的に行う」

ふたつ目は「マニュアルを超えるサービスの実現は、従業員の使命感から生まれてくる」

そして、みっつ目は「働く人にとって最大の敵は『慣れ』である」

セミナーでは、それぞれの内容をディズニーランドで自身や同僚の方が体験したエピソード中心に、時に冗談を交えつつユーモラスに紹介していただき、開始早々からディズニーランドに来たかのような錯覚を覚え、どんどん話の中身に引き込まれてしまいました。

その他、香取さんが感じてきたリーダーシップ(人を動かす・従業員のやる気スイッチをONにする)についての本質や手法。
自身の夢を達成するために、どのように考えたり行動していけば良いかなど仕事の場はもちろん、私生活でも参考になるヒントが散りばめられたセミナーで、ハッとさせられることもたくさんありました。

まだまだ話を聞いてみたいという思いが強く、セミナー終了後は名刺の交換をお願いしたところ快くご対応をいただき、とてもありがたかったです。

たからべ森の学校は職業訓練や、地域活性化につながるようなイベント事業などを行っていますが、今回のセミナーを聞かせていただいたことで、私たちスタッフもこれまでとは違った視点やモチベーションで仕事に取組んでいければと感じました。

農産加工販売科は訓練折り返し地点を過ぎ、今月末には第5期農業人材育成科もスタートすることになります。
よくよく考えてみると2017年も、もう残り半分しかない中で、今回のセミナーが後半戦に向けての良いカンフル剤になったように感じています。

年初めにどんなことを考えていたか、どんな目標設定をしていて、その目標に対してどの程度達成できているのか?
皆さんも、ちょっと自分自身に問いかけてみませんか?

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