令和元年8月7日(水)、子供たちは夏休み!
小中学生を対象に1日体験イベント「子供サバイバルキャンプ」を開催しました(*^^*)
【令和3年5月6日:追記】新型コロナウィルス感染拡大の影響で、鹿児島県、宮崎県の小学校・中学校の子どもたちの校外学習や1日遠足、修学旅行などが計画できない状況があると思います。たからべ森の学校では、コロナ前の夏休みに子どもたちを集めて、子どもサバイバル体験を開催しました。その時に様子を紹介します。
今回の子供サバイバルキャンプ、1日でサバイバルの基礎を学ぶ「1日体験コース」と2日目も基礎&応用を体験できる「宿泊コース」の2コースの参加者を募集しました(^^♪
子供たちだけで森の学校に宿泊し、サバイバルを学んだ2日間の様子を紹介します(^^)v
たからべ森の学校に集合~サバイバルの基礎知識を学ぼう~ロープ結び
午前10時30分、参加する子供たちはたからべ森の学校の生まれ変わった被服室「ROOM54101」に集合!
今回は曽於市内外の18名の子供たちにご参加いただきました!
講師は「たからべ森の学校星の宿」の支配人!鈴木雅也さん!
実は鈴木さん、キャンプ、サバイバル関係の様々な資格を取得しているアウトドアの達人なんですΣ(゚Д゚)
子供たちからは親しみやすいように「す~さん」と呼んでもらいました。
まずはサバイバルの基礎的な知識をわかりやすーく説明!
人間、水を3日(72時間)補給しないと生命維持が出来なくなるそうで、遭難した時はこの72時間が勝負との事!
今回は被災時や遭難時、生き残る為に大切といわれる水・食糧の確保、そして体温の維持や安全な環境の確保に必要な火のおこし方、シェルターの作り方等を学ぶ事が目標との事です(*^^*)
座学が終わるとみんなでロープワークの実習を行いました。
ロープの結び方はいろいろな場面で必要になるので知っておく必要があるそうです!
みんなでトートラインとダブルフィッシャーマンという2種類のロープ結びを覚えました!
炊飯器を使わずに米を炊こう~昼食タイム
ロープ結びを覚えたら早速外に出発!
サバイバル体験、食料の確保の実習です!
災害時、電気が使えない、なんとかお米だけは確保できた。こんなシチュエーション、みなさんならどうしますか?大体の方は飯盒が頭に浮かぶと思います!
しかし、今回はなんと焚火で、空き缶を使ってお米を炊いてしまいました!
よく洗った空き缶に米を入れて水を適量入れて火にかけます!
「こんなんで炊けるの~!?」半信半疑な子供たち(;・∀・)
そして、内心ドキドキしていたアシスタントスタッフ(うまく炊けなかったらガチでみんなのお昼ご飯が・・Σ(゚Д゚))
火にかける事、20~30分、アルミホイルを取ると!なんと、ふっくらご飯が炊けていました!子供たちビックリ!アシスタント安堵(;・∀・)ホッ
黒いおこげもついていたり、少し固めのご飯もありましたが、災害時、生き残るために必要な食料としては大成功ですよね(^^)v
自分で炊いたお米にカレーをかけてみんなで食べました(^^♪
シェルターづくり体験
昼食の後はシェルターづくり体験!
ブルーシートと木の枝や棒、ペグ、ロープを使って雨風を防げるスペースを作ります。
地面にペグを打つのも子供の力だとなかなか大変!
「どの向きに打ったらいいのかな~」お友達と話し合いながら頑張っていました(^ω^)
ペグを打ったら、棒を立て、ロープで引っ張ります。
午前中に練習したロープ結び!みんなしっかりと使えていましたよヽ(^o^)丿
「風が吹いても倒れない向きはどっちかな~!」
いろいろな方向にブルーシートや棒を調整!
最後にはみんな立派なシェルターが完成しました!これで災害時も雨風から身を守れますね!
薪割り体験&安全で確実な火おこし体験
シェルターが出来たら、薪割りと火のおこし方を練習しました。
災害時は自分で薪を調達して火をおこさなくてはいけません。
大きな木に力いっぱい斧を振り下ろします!「よいしょ!」
安全な斧の使い方や、木の割りやすい方向などをす~さんから学び、最後にはみんな上手に斧や鉈を使いこなしていました。
薪が上手に割れたら、今度は火おこしです。
どうやったら着火剤なし、マッチ1本で確実に火をおこせるかな?
大人でも難しいこの課題に子供たちは持ち前の発想力で挑戦!
木の枝を導火線に見立て、マッチの火をつけてみたり、薪を並べて、上から落ち葉を降りかけたり(^ω^)、みんな様々なチャレンジをしましたが、ほとんどの子供たちの火はすぐに消えてしまいました。
しかし、薪まで燃え移り、安定した火を確保した子もいました( ゚Д゚)!
この子は井形に薪を置いていく方法を取っていました。この組み方は、「確実な火のおこし方」として推奨される方法の一つなんですよね。
本人は知らずにやっていたそうですが、す~さんの言っていた「火は上に上に向かってく」「空気の通り道を作る」というポイントをうまく応用したのかもしれないですね、すばらしい(*^^*)
この火おこし体験までで1日体験コースは終了となりました!
ここからは希望者で宿泊コースのスタートです!
BBQ大会
火おこしが終わると、少し自由時間や布団の準備をして夕食タイムです!
夕食はみんなで楽しくBBQ大会!
学校で採れた野菜や美味しいお肉をみんなで焼きます!
さすが食べ盛り!ご飯を2杯、3杯とおかわりしてたくさん食べていました。
女子チームも、丁寧に網の上に野菜や肉を並べて仲良く食べていました(*^^*)
そして、たからべ森の学校に泊まった小中学生あるある
「食事中になぜか校庭を走り出すΣ(゚Д゚)」現象も。
夕食の後は恒例のキャンプファイヤー!
みんなで火を囲んで、今日一日を振り返りました。
その後、お風呂や着替えを済ませて、2階の元普通教室でゆっくりと休みました。
2日目:朝食~水の確保
2日目は朝食からスタート!
ここはサバイバルな朝食という事で、
「たまたま一袋見つかったホットケーキミックス!調理器具もない!みんなでどうやって食べる!」という課題!
今回の回答はズバリお湯で茹でましたΣ(゚Д゚)
1人分ずつだんごにしてお湯で茹でました、「たりない~!」「おいしくない~!」という声もちらほら聞こえましたが、それもす~さんの想定の範囲内。
「でも、何もない状況でも食料を得る事が出来ましたね。これでみなさんはまた少し生き延びる事が出来ました(*^-^*)」す~さんの現実を見据えた説明と笑顔でみんな何のための練習なのか理解した様子でした。
朝食の後は、水の確保のための実習。
泥の混ざった水をどのようにして安全な水にすることができるのか。
まずはペットボトルの底を切り、逆さにして砂、炭、小石などを層になるように詰めていきます。
そこに上から泥水を流し込むと、びっくりΣ(゚Д゚)透明な水が出て来ました!
粒子の大きい(小石)→細かい(砂や粘土)を水が通過する事で、ろ過されるんですね~(゜o゜)
生命維持に不可欠な水分、これで水も確保できるようになりました!
ナイフの使い方~オリジナル箸づくり
水の確保の後は、KnifeWork(ナイフワーク)!
今回は一番身近にあるナイフ、カッターナイフをつかって箸づくりを行いました。
自分の足を切らないポジションやナイフの刃の向け方、角度などみんなで学びました。
最初は木の棒だったのに立派な箸の形に!
最終的には細かったり、太かったり長さが違う箸もできましたが、これもオリジナルの良さですね。
これでカッターナイフさえあれば身近な木などを上手に加工する事が出来ますね(*^^*)
昼食~水鉄砲遊び
昼食はたか森カフェでから揚げプレート!
ご飯はセルフサービスでした。朝食がホットケーキミックスで腹ペコの子供たち(>_<)
ご飯をいっぱいおかわりしました(^ω^)
昼食が終わると、いよいよ最後のプログラム「水鉄砲大会」
この二日間がんばったみんなのご褒美レクリエーション(*^^*)
学校の備品の水鉄砲を使って水をかけ合います!!
水鉄砲の性能によっては長距離まで飛んだり、連射が出来たり!
「待て待て~~!!」「うわ~!逃げろ~!!」
校庭や駐車場など、学校の外をめいっぱい子供たちが走り回っていました\(^o^)/
かき氷~修了式
水鉄砲の後はみんなです~さん手作りのかき氷を食べました!
手際よくかき氷を作るす~さん、なんでもできるんですね(゜o゜)
8月の暑い日、走り回った後の甘くて冷たいかき氷は最高でした!
最後は修了式!
子供たちひとりひとりに修了証を授与し、記念品としてヘッドライトをプレゼント!
お父さん、お母さんのもとから離れ、子供たちだけで過ごした2日間、どうだったでしょうか。
私たちスタッフには、子供たちがこんがり日焼けをして、精神的にもたくましくなったように思いました。
終了後のアンケートでは親御さんから「子供たちが一回り大きくなったような気がした」「今後も継続的にステップアップできるような体験を作って欲しい」といったうれしいご感想をいただきました。
また、森の学校では今後も楽しいプログラムや、キャンプ、アウトドアに関するイベントの開催を考えています(*^^*)
ぜひ、楽しみにしていてくださいね!
参加してくれた子供たち、また子供たちの参加を温かく応援してくださったお父さんお母さん!
本当にありがとうございましたm(__)m