フレンチ藤﨑シェフの職業人講話
Bonjour madames et monsieurs!!
今回は学校を飛び出して、エッフェル塔を眺めながらコーヒーとクロワッサンを片手にブログを更新しています。
ん~セーヌ川の流れに、反射する太陽の光が輝いて眩しいですね・・・Tres Bien!
なぜ、フランスなのかと言うと、今日、調理補助員養成科では「職業人講話」ということで、あの方に来ていただきました。
職業人講話にて、フレンチシェフの先生にお越しいただきました!
今回、講師にお越しいただいたのは、都城市にあるフレンチレストラン「シャンゼリゼ通り ル・パリ」の料理長、藤﨑幸二先生!!
「あれ?この方、どこかで・・・」と思われた方は、すっかり、たからべ森の学校の虜になっている方ですね~(^O^)
藤﨑先生は、以前この学校で、「農業人材育成科」の一期生として、半年間、野菜作りについて勉強をしていた卒業生でもあります。
もともと、フレンチレストランのオーナーシェフをされていた経験があり、農業人材育成科を通して食材の生産・流通などを勉強をしたのち、さらにパワーアップして、現在、シャンゼリゼ通り ル・パリの料理長をされています。
卒業生に今度は講師の先生としてお越しいただけるなんて、私たちスタッフも嬉しくて、ず~~~っと楽しみにしていました!
テーマは「調理の現場と調理補助員としての心構え」
今回、藤﨑先生にお話していただいたテーマは、「調理の現場と調理補助員としての心構え」。
授業は、なぜ藤﨑先生が料理の道に進むことになったのかという話から始まり、調理の現場について、自身の体験談も交えながら授業をしてもらいました。
今回、この授業の講師を依頼した際に、「調理の現場と調理補助員としての心構えというテーマであれば、私が働いている、ル・パリの実際の調理場を再現して話をしてみましょうか」と、ありがたいお話をいただきました。
もちろん設備や機材などの違いはありますが、調理場での身のこなしや意識すべきポイントなど実際の調理場を再現することで、五感で感じとることが出来るはず!これは楽しみです。
ということで、2時間目からは学校の調理教室を実際の調理場と再現するために、先生自身も調理場での姿になります!
藤﨑先生、変身!!
カッコイイ!!私の思い描いているシェフって、まさにこのイメージです!
さらに、藤﨑先生から、訓練生達にも嬉しいプレゼントがありました!!
訓練生も変身!!なんとコック帽のプレゼント!みんな似合ってます(^^)
今回の授業は、野菜調理実習や、魚調理実習、味付実習とは異なり料理の作り方を学んでいくのではなく、調理場における時間の有効活用や、身のこなし、調理補助者として調理場で働くときにこんなことを心掛けると良いといったポイントを、実際に調理場での作業を再現しながら、楽しくお話しいただきました。
例えば、先輩シェフや料理長が次に取り掛かる作業を予測して道具や食材を準備することであったり、調理場で作業をしている人の後ろを通るときには、必ず一声かけるといった心配りであったり、料理をつくるうえでの大前提として、「美味しいものを食べてもらいたいという」愛情、熱意を持って取り組むなど、調理のテクニックや、味付けのポイントよりももっと前の段階の部分で気付かされることが訓練生たちのなかにもあったようです。
また、授業の中で藤﨑先生は、自身の人生目標をあいうえお作文の形式でお話ししてくださいました。
- あ・・・愛情のある、遊び心のある人
- い・・・自分の意思を持って生きる
- う・・・うるさい人(笑いの絶えない賑やかな人)、嬉しくさせる人
- え・・・笑みの絶えない人
- お・・・(困った時や、自身の力で解決できない時に素直に)お願いできる人
この五つを自分自身の人生目標として掲げ、日々を過ごしていらっしゃるとのこと。改めて、自分自身の日々の過ごし方を考えさせられた瞬間でもありました。
出来上がる料理に、訓練生スタッフも大興奮!
まずは午前中の1時間、スタッフの食事、「まかない食」とお店に「メニュー」として出す時の違いを知ってもらいましょうということで、藤﨑先生が、まかない食を想定したパスタを作ってくださいました。
ちょうどお昼休みの時間にあわせて作っていただき、私たちスタッフもお呼ばれしちゃいました!!ありがとうございます!!
みんなでランチタイムです!
美味しい料理に、ニコニコ顔で話も弾む(^^)訓練生が、山路先生の授業で勉強した伊達巻に家でも挑戦したとのこと。藤﨑先生にもお裾分けで、先生とても嬉しそうですね~
大根の食感と、大葉のフッと香る爽やかさがたまらないパスタ(*^^*)
「午後はコース料理のメインディッシュとデザートの調理を再現しながら、お客様に提供する、美味しいと感じていただくためにどんな意識が必要なのかという部分にポイントを置きながら、楽しくお話しさせていただきますよ!!」ということで、午後も笑い声や、「なるほど」と言った声が絶えない、賑やかな授業となっていました。
絞り袋を使って、トマトの上に。何やらとてもお洒落な料理が・・・(*^^*)
食べる人のことを思って、料理が運ばれてきた時にどうしたらお客さんが感動してくれるか、常に意識しながらひとつひとつの作業を進めていくことが大切です。
そうして、出来上がった料理の数々がこちら!!
(※腹ペコ警報発令です!)
魚介料理と肉料理、そしてデザートにクレープシュゼット!!た、たまらん・・・(^◇^;)
ちなみに、トマトの上に絞り袋を使って準備をしていたのは、ホタテ貝のムースとのこと。
ふんわりとした食感に、魚介と野菜の旨味が詰まったソースが絡み合って、まさに、味の宝石箱や~!!(By.ヒガ摩呂)
クレープシュゼットには宮崎県の特産品、「金柑たまたま」とバニラアイスを添えていただきました。
もう、笑顔がとまりません(^^)
最後に訓練生と一緒に記念撮影をし、藤﨑先生の楽しくて美味しい、職業人講話は終了。
藤﨑先生、本当にありがとうございました!!
都城市のフレンチレストラン「シャンゼリゼ通り ル・パリ」へのアクセス
藤﨑先生が料理長を務めている、フレンチレストラン「シャンゼリゼ通り ル・パリ」は都城市都島町にあります。
行ってみたい!と言う方は、予約をされてから行った方がいいみたいですよ。せっかく来たのに、満席で入れないということもあるそうです。
シャンゼリゼ通り ル・パリ
- 宮崎県都城市都島町433番地
- 0986-42-7515
放課後のこと
放課後、藤﨑先生と農業人材育成科で同期生だった卒業生が、学校に遊びきてくれました(^^)
思い出話しが楽しかった~!!
あ~今日も楽しい一日だったなぁ・・・・。
ブログを更新してたら、また、お腹が空いてきた・・・・。