【調理実習科】毎日真剣に、勉学・実習に取り組んでいます。
公共職業訓練調理実習科がスタートして2ヶ月が経ちました。
安全衛生の基本からスタートした座学・調理実習は、食材の栄養価・特徴・特性、そして様々な調理方法等を知り、理解するという本格的な訓練に入りました。
訓練の一部をご紹介します。
調理理論では、科学的に食材を理解するという授業が行われています。
食材の持つ特徴・特性を知ることによりその食材に適した調理方法を瞬時に理解し、調理の幅を広げる事ができます。
穀物について学ぶ授業では、米の炊き方の原理、水加減や味付方法による調理方法の違いなどを勉強しました。
訓練生は、「米の使い方によって様々な食べ方ができる」という事を改めて知ることができた様でした。
調理理論の授業は難しい言葉が多く、理解するまで大変ですが、知識が増える事で出来る事も増えていくと思います。
栄養学の授業では、栄養面だけで食材を選び、それだけをたくさん摂取するという事ではなく、それぞれの食材が持つ各栄養素が食材同士でどう影響するのかを考え、全ての栄養素を過不足なく摂取するという事が「食品をバランスよく取る」という事を学びました。
訓練生は、普段から考え、気を付けている事ですが、どうしても蔑ろになってしまう栄養のバランスを考える大切さを改めて実感したようでした。
魚調理実習では、ウルメイワシの開きに挑戦!
包丁がないと出来ないと思われている魚の開き・・・手でも行えます(`・ω・´)!
まずは頭、内臓をとっていきます。水で洗いながらの作業となりますが、栄養が流れてしまうのでなるべく水を使う量は少なくし、素早く行っていきます。
次に骨に沿って指を滑らせ、身を開いていきます。骨から身を剥がす作業が少し大変で、身がボロボロにならないよう慎重に指を進めていきます。
そして、中骨を取り、腹骨を包丁で削ぎ取れば完成!!
みんな上手に綺麗に開けました~(*´ω`)
開いたイワシは香草などを混ぜたパン粉のフィリングを巻いて作るベッカフィーコという鳥に見立てたイタリア料理に使用。美味しくできました(●´ω`●)
初めて挑戦する訓練生も多かったようでしたが、意外に簡単にできた手開きに「楽しかった!家でも挑戦してみよう♪」という声も聞こえてきました。
肉調理実習では、ひき肉を使った小籠包を作りました。
講師より、ひき肉の扱い方などの説明を受けた後、調理スタート。
今回は皮から手作りしていきます!
調理理論や栄養学の座学で学んだ小麦粉の特性や特徴、水や塩の量を考えて作りました。
皮を伸ばし、肉だねを包んでいきます。
今回は、蒸し小籠包と焼き小籠包の2種類を作成。
加熱方法による食感等の違いを出し、同じ物でも調理方法によって香ばしさや、舌触りが変わる事を学びました。
調理実習科の訓練も残り半分となりました。
毎日、学校でたくさんの事を学びますが、習った事をしっかりと身に付けようと自宅でも復習・実践しているようです。
残り2ヶ月間、訓練生の悔いが残らないよう、精一杯バックアップしていきたいと思います(^O^)