平成28年度公共職業訓練『農業人材育成科』入校式を行いました!
バケツをひっくり返したような雨が続いていましたが…
7月1日金曜日 晴天ではありませんが、連日の雨もこの時はおさまり農業人材育成科の入校式が行われました。
初めて会う人、初めての場所に戸惑いつつも『学校』というどこか懐かしい場所に、少しでも肩の力を抜いてもらえると幸いと思いつつ…
平成28年度公共職業訓練「農業人材育成科」の訓練がスタートしました!!
事故もなく全員出席することができ、これから6か月間の訓練を通じて、仲間との絆、農業の生きた知識と就職に向けての心構えなどたくさんのことを学んでいきましょう(^^)/
皆さん真剣に先生方の話や、訓練受講にあたっての注意事項を受けていました。
その後 校内案内へ出発!! 農業実習でお世話になる学校農園も確認しました。
教室に戻ると、短時間で効果的な対人関係を築き、相手の話を傾聴するトレーニング、他己紹介を行いました。
≪他己紹介とは≫
二人一組になって相手に自分の事を話す時間を取ります。お互いの事を話し終わると、全体に向けお互いの自己紹介をもとに、相手のプロフィール紹介を行うものです。
自己紹介と違い他己紹介は相手の事を紹介するので、聴く時も全員に向けて紹介する時も一生懸命です。発表者の他己紹介を聞いている訓練生も相手の事を知ろうと聴く姿勢がとれています。
初日とは思えない程打ち解けている訓練生もいて、積極的に質問している姿も見られました。
これから6か月間、充実した訓練を受講してもらえるよう私たちスタッフも精一杯努力させて頂きますので、よろしくお願いします<(_ _)>
7月5日 毎年大好評の授業 吉村先生による職業人講話
これまでの卒業生にも毎年大好評の吉村先生による「職業人講話」の授業がありました!!
キャリアコンサルタントとして多くの方の職業・就職相談に取り組まれてきた吉村先生は、働くとはどういうことなのか、職業人としての意識の持ち方といったお話から、就職活動時の応募書類(履歴書・職務経歴書等)の書き方や面接の際のポイント等をこれまでの経験や、実例を交えながらお話して頂きました。
早い時期にこの講話を聞いていることで、訓練生も訓練を通じて得られるものが一味も二味も変わってくると思います。
午後からは実例を用いたケーススタディを実践。「もし自分がハローワークの職員として、求職者にアドバイスをするなら」という設定で、グループワークを行いました。
3つのグループに分かれ、相談者の悩みのポイントはどこなのか、それに対しどのようにアドバイスをすると有効なのかなどの意見交換・まとめを行い発表します。
このグループワークの狙いは
【相談される立場になった時に気付いたこと=実は自分たちが相談する立場になった時に気付いていない部分】
という事を知ってもらうことです。ほかのグループの発表を聞くことで、自分たちには出てこなかった意見も知ることができ、より多くの気付きを得られたようです。この経験が今後の就職活動や、再就職した職場でのより良い働き方ができることに繋がると思います。
職業訓練の目的は、知識・技術・技能を身に付けるだけでなく、スムーズな就職活動を行ってもらうことです。訓練開始直後に吉村先生の職業人講話を受けていただいたことは、就職に向けてより強い意識を持つという意味で非常に良かったのではないかと感じています。
日増しに暑さも増してきますが、授業もだんだん本格的な内容へと入っていきます。熱中症にも気を付けつつ、この6か月の間に「自分はどのように働きたいのか・訓練を通じてどのような変化をしたいのか」など自分自身と向き合い再確認することが出来ると良いなと思います。