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【農産加工販売科】実践科目スタート!!

2月1日よりスタートした農産加工販売科は1ヶ月の経過を目前に、実習科目がスタート!!

これまでパソコンの実習や知識的な内容が中心となっていましたが、ここからは実習を通して「知っている」から「できる」へとレベルアップをしていきます。

いっちょやったるで

包丁さばきに磨きをかける!

加工分野の実技科目はまず、原材料下処理実習からスタート。
野菜を中心とした原材料の選果・選別や基本的な洗い方。
また、商品として製造する加工品にあわせた下処理がきちんとできるように練習を重ねます。

実習の前半では、基本的な切り方や皮の剥き方を、学校農園で収穫した大根を使って実践することに。

ナイススマイル

もちろん、実習で使う食材の収穫作業は訓練生の皆さんでしてもらいました!!良い笑顔(^^)

原材料下処理実習1

大根のかつら剥きに挑戦中・・・厚さにばらつきが生まれないよう、集中・・・集中・・・集中・・・・。

見事なかつら剥き

なかには、こんなに見事なかつら剥きをする訓練生も・・・・凄い・・・。

また、ただ下処理の技術を身につけるということだけではなく、「食材を詳しく知る」ということも含めて学んで欲しいということで、こんな取り組みも。

だいこんクイズ

大根の部位ごとに同じ幅、同じ長さ、同じ厚さに切りそろえて、味わいや食感を比較します。
みずみずしさや、辛み、歯応えなどを自分の舌で実感。

大根試食

実感して知ることで加工品の商品開発へのヒントや、その食材の活かし方などを考えるきっかけにして欲しいと感じています。

西山先生

イタリアンシェフの経験を持つ西山先生の実習では、学校農園で収穫したホウレン草を使って野菜を元気にする洗い方、秘技「50度洗い」や、野菜本来の美味しさや栄養価、色などをなるだけ損なわせずにどうやって下処理や保存をするかも学びました。

先ずは先生のお手本。
一挙手一投足から目が離せません。

西山先生ほうれん草の下茹で

茎と葉の火の通り加減の違いや、ゆで時間の見極めなどただ野菜を茹でるだけと思わずに、頭をフルにつかいながら。
さぁ訓練生もいざ実践!!

訓練生の下茹で

みんなが見つめるなかの作業は緊張しそうですが、良い経験になりそうです。気張れ!!

美味しい野菜は土作りから

2月25日には、初めての学校農園での実習、「土壌肥料実習」を実施。

先ずは発芽したばかりのキャベツの芽をポリポットに移植。

キャベツの移植

優しく丁寧に、そして、「立派な苗に成長するんだよ」・「美味しいキャベツになるんだぞ」という想いをこめて移植していきます。
この後、ポリポットで育苗を行いしっかりとした苗になったら、畑へ定植(^^)今から楽しみです。

移植が終わると、「美味しい野菜は土作りから」ということで、畑へ堆肥を投入しこれからの作付に向けて畑の地力を高めます。

畑へ投入するため肥料袋に詰め込みを行い、畑へ運ぶ。この作業が大変・・・・。
発酵・乾燥が進んだ堆肥は粒子が細かくスコップですくいあげると風で舞い上がります。

豚糞詰め込み

マスクマンになって作業!

堆肥投入

「腰に袋をのせて、袋の口の部分を上下に揺らせば、楽に蒔けるよ~」と訓練生同士でのアドバイスも(^^)

さらに、効率よく終わらせるためにということで裏ワザ(?)も!

裏ワザ

軽トラックの荷台に堆肥を積み込み、車ごと畑にIN!!
ゆ~っくり走りながら、荷台からそのままスコップやレーキを使って畑に投入!!

たっぷりの堆肥を投入した後は、トラクターを使って耕運し、土と堆肥をよく混ぜ合わせます。

トラクター講習

谷口先生指導のもと、操作(操縦?)方法をしっかりと確認して、いざ出発!!

毎年、はじめは皆さんグニャグニャとした蛇行運転になりますが、今回はどうでしょう・・・・。

トラクター講習2

初めて操作するという訓練生も多いなか・・・

なかなかいい感じ

なかなか良い感じに真っ直ぐ耕運されています!!凄い!凄い!

これからの実習でさらに練習を重ねて、よりスムーズに操作が出来るように経験値を積んでいってもらいますよ~!!

ふきのとう

畑の周りにはふきのとうも芽吹き始め、学校にも春の足音がやっと微かに聞こえてきました。

これから作付けする作物も増え、加工品作りに向けて学ぶ内容もより実践的になってくるなかで、ひとつでも多くの新しい発見や「出来るようになった!!」という自信をつけてもらえたら私たちも嬉しいです。

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