【農産加工販売科】3分の1が終了し、実習も本格化してきました。
桜の花も満開となり、いよいよ春めいてまいりました。
農産加工販売科の訓練がスタートして2ヶ月がたち季節も冬から春へ。
日増しに暖かくなり、過ごしやすい日も増えてきました。
訓練生は学校にも徐々に慣れ、休憩時間には楽しそうな声が聞こえてきます。
しかし、授業になれば真剣です!
初めて習うことも多いので、技術を自分の物にしようと一生懸命に見て、聞いて、実際に体験して、学んでいます。
3月に行った授業の一部を今回ご紹介します!
山路先生の授業
野菜の出汁の取り方からフルーツの飾り切り、スパイスをたくさん使ったウスターソース作りにも挑戦しました。
「人参、玉ねぎ、セロリ、乾燥しいたけ」で出汁をとり、そこに少量の塩で味を付け、湯通しした菜の花、人参、さつまいもを漬け込み試食!
野菜本来の味を感じられる味付けでとてもおいしく、出汁の役割、重要性を学べました。
ゼラチン、寒天の扱い方、柑橘類のそれぞれの違いやフルーツの色々な切り方を勉強しました。
牛乳寒天とゼラチンでブラマンジュを作り、上に飾り切りをしたフルーツを乗せたパフェはなんともおいしそう(ノ≧ڡ≦)!
ウスターソース作りでは、具材を濾して煮詰めたスパイスを効かせたソースと、具材ごとミキサーにかけたケチャップのようにとろみのある濃厚ソースの2種類を作成。味の違いを確認しました。
味付けは訓練生の匙加減!試行錯誤を重ねさらにおいしいソースを目指していきます。
藤崎先生の授業
柑橘類を使ってのスムージー、ピール(皮と砂糖の甘煮)と金柑ジャム。そして、玉ねぎの加工に挑戦!
ピールは、たんかんの皮を10回以上あく抜きをし丁寧に砂糖と煮詰めていきました。
日向夏を使ってのスムージーには細く切った日向夏の皮、金柑ジャムを入れ、ほどよい甘さのピールに合う爽やかな一品。
普段、捨ててしまいがちの柑橘類の皮を使っての実習は、作業工程も含め大変勉強になりました。
大量に千切りした玉ねぎをひたすら炒めてできた飴色玉ねぎを使ったオニオンスープと、酢に漬け、さっぱりとした味わいのオニオンピクルスを作りました。
飴色玉ねぎはじっくり炒め、最終的にほんの少しの量となりましたがとてもきれいな色に仕上がり、訓練生も満足できたご様子(o^∇^o)ノ
玉ねぎも加工の仕方で甘味、旨味がギュッと濃縮され、とてもおいしい調味料の一つとなることを学べました。
西山先生の授業
野菜や火加減での出汁の違いを学びました。
鶏がら、しょうが、長ネギを使った出汁。鶏がら、人参、玉ねぎ、セロリを使った出汁。
その出汁を高温で煮出した物、沸騰後弱火でコトコト煮出した物でキャベツを蒸し焼きにし味の違いを確認しました。
使っている野菜や火加減の違いでの味の変化にはとても驚かされ、加工における「加減」の大事さを学びました。
谷口先生の授業
害虫駆除の方法、鍬を使っての畝作り。野菜を作るための土作りをしました。
大根、人参、かぶ、じゃがいもを植えるための準備をします
トラクターで耕運した畑に石灰を振り、アルカリ成分を加えまた耕す。その後、各野菜に合わせた畝の作成。
あまり触ったことの無い鍬に苦労しつつ、谷口先生にコツを教わりながら完成させていきます。
ポットに植えられていたキャベツにアブラムシを発見!!タバコの吸殻から作ったニコチン溶液を作成し、散布しました。
これから谷口先生指導の下、いろいろな野菜が植えられていきます。
自分達で育てた野菜を自分達で加工する。その日が今から楽しみですo(●´ω`●)o♪
お昼休みの1コマ。
たからべ森の学校部活紹介♪
体調管理を目的とする「たか森体調管理部」を結成しました!
昼の部:訓練生 夕方の部:スタッフ
「継続は力なり」で頑張りまーす!!
農産加工販売科は早くも3分の1が経過しました。
半年という長いようで短い時間の中、どのように訓練生が技術を習得し、成長していくのか楽しみです。
私達スタッフも皆さんの訓練をサポートしつつ、一緒に成長できるようにがんばっていこうと思います。