【そお文化村さん主催】東西落語競演会へ潜入!!
6月3日(火)、地元曽於市で、地域活性のイベント等を手掛けているNPO法人そお文化村さんの企画イベント「~江戸落語と上方落語が笑いの激突~東西落語競演会」に行ってきました!!
実は私、東、最近インターネット上でラジオ配信を行うサービスPodCastにて、とある番組を聴いたことから、落語がマイブームになっておりました。
そんななか、この三人会の情報を目にし、前々から楽しみにしていたのでございます。
あまりにも楽しみにしていたので、休み時間にピアノでお囃子を弾いてしまいました。
しかも、浮かれ切っているため写真が明るすぎて白とびしちゃってることすら気になっていません・・・
残念な奴です・・・。
こんなに浮かれている私ですが、落語の歴史や、どの噺家さんの落語が面白い、そんなことは全然詳しくないまさにド素人。
生で落語を見る機会も、小学生のころに1~2回あったかなぁというレベルです。
今回出演の噺家さんは、上方落語(関西の噺家さんによる落語)と江戸落語の競演会ということで、1度で2度おいしい公演。
落語を三席見ることができて、しかも軽食とお茶付で前売りが1,500円!安い!
上方落語からは、四代目・桂梅團治さん。
梅團治さんの師匠は三代目・桂春團治。
春團治と聞くと、
「おやっ?どっかで聞いたことがある気が・・・・」
という方もいるかもしれませんが、「芸のためなら女房泣かす~♪それがどうした文句があるか~♪」の、都はるみさんが歌う「浪速恋しぐれ」の歌詞中に春團治が出てきます。
この春團治は、初代・桂春團治さんのことを唄ったものだそうです。
そして、上方落語からはもう一人。
梅團治さんのお弟子さんで、息子さんでもある桂小梅さん。23歳!若い!そして、梅團治さんにそっくり!
対する江戸落語からは、二代目・橘家蔵之助さん。
蔵之助さんの師匠は8代目・橘家圓蔵(前名:月の家圓鏡)。
かつて、エバラ焼肉のたれのコマーシャルや、「ウチのセツコが」のフレーズでお茶の間を笑いに包んでいた方です。
いざ!会場へ!
この日、財部は雨、風共に強く、台風のよう。
「中止にならないでくれ~」と願っていると、夕方には天気も回復の兆しが。
良かった!ラッキー!!ということでいざ会場へ!
車も続々と入ってきております!!気持ち高まるぅぅ!!
そして開演時間を迎え・・・
最初から最後まで笑いっぱなし!!
(公演中は写真撮影が出来ないため、イラストでご勘弁)
先ずはじめは、梅團治さんと蔵之助さんの2人で、「時間稼ぎ」という名のご挨拶トーク(笑)
お二人が九州にご縁があることや、落語の歴史や楽しみ方についてなど面白おかしく話してくださいました。
そして、いよいよ高座に上がっての落語スタート。
トップバッターは、桂小梅さんによる「犬の目」。
ある男が両目を患い、知人の紹介で医者に行ったところ、「これは大変な症状だ」と言い男に目の下で皿を持つようにと指示を出す。
男が医者に、「目を洗うのですか?」と訪ねたところ、医者から出てきた言葉は、「目玉をくりぬきます」と何とも恐ろしいもの。
果たしてこの男の運命はどうなってしまうのか?
といったストーリーの古典落語です。
小梅さんの後は、江戸落語の橘家蔵之助さんによる「そば清」。
とある夏の日、男が甚平を着て友人の家を訪ねることから話が始まります。
友人の家に着くと、軒先に汚れた草が吊るしてあった。
「この草は何だ?」と友人に訪ねたところ、この草は「蛇含草」といい、蟒蛇(うわばみ=大蛇)が人間を丸呑みした時にこれを食べることで、パンパンに膨らんだ腹の張りが治ってしまうという不思議な薬草なのだという。
それは珍しいということで、男は友人から、この蛇含草を分けてもらった。
この蛇含草が男の運命を変えることになろうとは・・・。
といった、こちらも古典落語。
そして、本日のトリは、桂梅團治さんによる、「荒茶(荒大名の茶の湯)」
時は安土桃山から江戸時代への変遷を迎える、関ヶ原の戦い間近のころ。
徳川家康の家臣、本多正信が豊臣方の家臣、加藤清正・福島正則・池田輝政・浅野幸長・黒田長政・加藤嘉明・細川忠興の7人の武将を招いて茶会を開くことにした。
しかし、招待された7人のうち茶会の心得があるのが、細川忠興しかいない。
困った6人の武将たちは、茶会当日、細川のまねをすることにした。
しかし、最後に茶を飲む者は、器を褒め挨拶をする必要がある。
これを出しゃばりの福島正則が引き受けて当日を迎えることになるのだが・・・・。
といった、こちらは上方落語で語られる古典落語。
小梅さん、蔵之助さん、梅團治さん、それぞれ三者三様の話し方、ひとつひとつの動作や表情が、お客さんたちの笑いのツボをくすぐりっぱなし!
ず~~~っと笑いっぱなしで、こんなに笑ったの久しぶりだったなぁと、笑いで心地よい疲労感(^^)
ただ耳で聴いて楽しむだけではなくて、目で見て耳で聴いていると話のイメージがどんどん膨らみ、その世界にタイムスリップしたような気分になり、噺家さん話術と言うのは本当にすごいなと肌で感じることが出来た素敵なイベントでした。
そお文化村さんでは、その他にも面白いイベントを企画・運営してます!
今回、とても面白いイベントを企画して下さった、そお文化村さん。
そお文化村さんではイベントや体験講座を通じて活力ある曽於市をということで、子どもから大人まで楽しむことが出来るスポーツ教室『コミュニティスポーツ倶楽部』や、今回のようなイベント企画など様々な取り組みをされています。
個人的には、今回の落語会、是非、第2回も企画していただいて、「たからべ寄席」を名物化して欲しい!!と思っています。
また、たからべ森の学校ともタッグを組ませていただいて何か企画が出来ないかしら・・・。
「何か面白いイベント無いかなぁ・・・」
と思った方は、是非、そお文化村さんのホームページをチェックしてみてください(^^)
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